Written by Toshiki

Web制作会社に転職して半年経つので振り返る

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こんにちは、トシキです。
ようやくブログを立ち上げ1記事目は何を書こうか悩みましたが、私の中で大きなイベントだったWeb制作会社への転職について振り返ることにしました。

未経験からWeb業界へ転職を考えてる方へ、「実際の制作会社はどんな感じなんだろう?」と言った疑問に私の体験談で答えます。

本記事の内容

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転職の経緯

新卒で11年半工場勤務をしてきましたが、仕事環境の過酷さで体調不良と将来の不安を感じ、このまま耐えるよりは興味のある分野に挑戦しようと思い転職することに。
収入は良かったですが、喘息と油負けに3交代勤務はだいぶ寿命を削った感があります。

前職の退職後から転職するまでの期間

1年以内で転職を目指す方向で考えていたので、期間に余裕を持ちながら独学とプログラミングスクールに時間を投下しました。

転職活動を開始した時点のWeb制作スキル

  • ポートフォリオサイトをWordPressオリジナルテーマで作成(デザイン〜コーディング〜レンタルサーバーにアップまで)
  • デザインツールはXDやFigmaから画像の書き出しと、ワイヤーフレームの作成ができる
  • ココナラでLPのコーディング案件を1件獲得(4日以内で納品)
  • GitHubとSourcetreeの連携(リポジトリ作成とプッシュができる)

前職を辞める少し前から、ProgateでHTMLとCSS(SassとBootstrap含め)を勉強し始め、プログラミングスクールでJavaScript、PHP、WordPress、MySQL、Photoshopの基礎を学びました。
もし今からやり直せるなら数十万払って通うよりも、デイトラの「WEB制作コース」をやり込んで時間とお金を節約しながら、早めにポートフォリオを作成→クラウドソーシングで実績作り→転職活動に入るかなと思います。

どうして今の会社に?

未経験可のフロントエンドまたは、コーダーを募集している制作会社をググった時に見つけ、企業サイトのデザインや実績を見て良さそうだと思い応募。
当時はWeb幹事から探したり、「(地名) 制作会社 未経験」とか「(地名) ホームページ制作」など色々キーワードを変えてググってた記憶があります。
今回は運良く4社目で内定をいただけましたが、ダメだった時のために一応派遣にも登録していました。

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実際に働いてみて

Webコーダーとして入社後、最初の4ヶ月は一息つく暇も無いくらい忙しかったです(汗)

勤務形態としては、

  • 勤務時間が10時〜19時で休憩1時間
  • 土日祝日休み
  • 週2は全員出社で、それ以外は自由出社(テレワーク)
  • 連絡手段や日報はチャットワーク
  • みなし残業なしの残業代は全額支給
  • 残業はそこそこ(私の場合は多くても1時間以内で切り上げてます)

面接で最初の3ヶ月〜半年は更新業務を担当してもらい、徐々に案件に入ってもらうという話で聞いていたので、コーディングするのはだいぶ先かなと思っていましたが比較的早くやらせてもらえました。

ここ半年の流れをまとめると↓

1ヶ月目

  • 更新業務

初日から早速業務に入りクライアントのサイトを更新。
更新依頼メールに画像素材と記事本文のテキストが添付されてくるので、Photoshopで画像をリサイズして(たまにIllustratorから書き出すことも)CMS(Movable Type)に投稿、または編集した静的ファイルをFTPでサーバー上にアップ。
先方とのメールのやり取りは先輩がやってくれました。

2ヶ月目

  • 更新業務
  • WordPress案件[自社サイト]

入社する前にWordPressを触っていたということで、自社サイトのリニューアル案件に途中参加。
先輩からXDデザインデータと出来上がっている分のHTMLファイルを受け取り、手を付けていないページのコーディングを開始。
それと同時に社内の開発用ドメインにWordPressをインストールし、完成しているページからWordPress化に入りました。
難易度がポートフォリオを作成した時の比じゃなくてひたすらググりました(年末だったため、更新業務もどっさり入ってきてテンパった記憶)

3ヶ月目

  • 更新業務
  • WordPress案件[自社サイト]
  • WordPress案件[クライアント]

自社サイトは無事に公開し、その後のアプデは同期の方が引き継いでくれました。 クライアントのWordPress案件は、1年早く入社した先輩が退職して私が担当することに(引き継ぎ無しでいきなり入るとは思わなかった…)

4ヶ月目

  • 更新業務
  • WordPress案件

既存のWordPressサイトのトップと下層の2ページをリニューアル。
今のところこの月が一番キツかった!
(更新業務量過多と案件が難し過ぎて土日祝も作業)
どう実装すればいいか全く分からないアニメーションとWordPressの機能。
当初ディレクターからは1週間でと言われたけど、あとから機能追加や修正指示が入り結局本番公開まで2ヶ月かかりました…。

5ヶ月目

  • 更新業務
  • WordPress案件

前月のWordPress案件が山を超えたので休日出勤はしないで済みましたが、更新業務が忙しくこの月もあっという間に過ぎて行きました。

6ヶ月目

  • 更新業務+引き継ぎ
  • WordPress案件
  • ランディングページ×2

新人のコーダーさんが入ってきたので徐々に更新業務を引き継ぐことに。
引き継ぎと並行してLPのコーディング案件を進めてました。
今回クライアントからいただいたデザインデータがIllustratorだったので、XDに慣れてる私にとってはかなり使いづらかったです。

働いてみて驚いたこと

  • 仕事用PCはMacかWindowsの希望した方を買ってもらえる(MacBook Proにしました)
  • 研修がなく、業務で必要な基礎知識も分からないまま初案件に入れさせられる(入社したのが10人未満の小規模な会社だったのでここは企業によるかも)
  • リモートが可能なので通勤時間分の余裕ができる(外出しなくなるので運動不足に注意!)
  • 全く知らない機能の実装を普通に頼まれる(経験が浅いので難易度や実装にかかる時間も判断できず不安になる)
  • 渡されたデザインカンプを見て不安になる(このアニメーションどうやって実装するんや…)
  • 肩凝り&眼精疲労&頭痛のトリプルパンチ(現在はクッション、ブルーライトカット眼鏡、アイマッサージなどで軽減)
  • オフィスにお菓子(有料)が用意してあるので小腹が空いたらすぐ補給できる
  • オフィスに音楽が流れてる(流行の曲が聴ける)

思い付くだけ挙げてみましたが、もし転職しないで工場勤務を続けてたら経験することのない環境でした。

転職までに勉強しておいてよかったこと

  • HTML、CSS(Sassまで触ってると安心)
  • JavaScript(書籍とか動画で基礎をサラッと)
  • jQuery(ドロワーやフェードインなど、サイトでよく見かける機能はスニペットにまとめておくとGood)
  • PHP(書籍とか動画で基礎をサラッと)
  • ローカル環境の構築(WordPress触る時に導入しましょう)
  • WordPress(既存テーマのカスタマイズをしてどんな仕組みか把握→オリジナルテーマを0から作成してポートフォリオに)
  • Photoshop、XD(デザインカンプから画像の書き出しや、値の取得は最低限できるように)
  • GitHub、Sourcetree(書籍とか動画で基礎をサラッと)

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終わりに

正直、転職後3〜4ヶ月辺りでこの先続けて行けるのか不安で押しつぶされそうになりましたが、まずはなんとか半年を迎える事ができました。
転職当初よりもだいぶAdobeツールの操作に慣れたし、Notionで管理している頻出のコードスニペットも充実してきました。
実務で得た経験・知識は大事な資産になるので、この先もしっかり吸収していきたいですね。
それと当面の目標はコーディング速度とデザイン再現度の改善だと思っているので、そこに焦点を絞って取り組んでいきたいです。
記事を書いていてあらためて感じましたが、この業界は決して楽な道ではないなということ。
転職するまでもだけど、転職した後も日々わからないの壁にぶち当たるので、常日頃から勉強して情報のアンテナは貼っておく必要があると思いました。

この記事を通して、少しでもWeb業界に転職を考えている人への参考になれば幸いです。

追記

9ヶ月で退職しました(汗)
3ヶ月目が終わるあたりから徐々に、出社時と勤務中に強い不安感と動悸が起こるようになり、さらに不眠症で寝不足の状態が続くように。
うまく言葉にはできないけど、自分の思考回路が職場環境に合わせられなかったとでも言いますか…。かなりの高ストレス状態に陥っていました。

  • 経験が浅いためコーディング実装に躓いて他のタスクが貯まる→焦って作業効率が落る(深い思考ができなくなる)→ミスが発生→タスクが貯まるのループに陥る。
  • コーディング作業に集中できない
    チャット通知やメール対応、慣れない電話などで作業が中断させられたり、周りの話し声が気になるのも辛かった(ディレクターがクライアント相手に電話でキレてたのは聞いててキツい)。
  • わからなくて聞きたくても聞けない環境
    聞いたら聞いたであからさまに不機嫌な反応→怖くて聞けなくなる→タスク消化が遅くなる。

また数ヶ月に1度の代表面談では、「今の状態だと更新業務しか任せられないから会社の赤字になる」「窓際社員になる」ようなことを言われてメンタルはボロボロ。
代表と話す度、今度は何言われるのか内心ビクビクする状態でした。

この状態に陥ってこの環境が合わないことに気付きました。

退職後は別の道を探すつもりでしたが、休養している間にいろいろ考えを巡らせ、一旦フリーランスのコーダーとして再挑戦することにしました(元々フリーランス自体は数年後になるつもりでした)。
追記執筆時は退職からおよそ2年経ちますが、在職時よりもスキルは上がり、なんとか業務委託で仕事を続けられています。時間と場所を選ばず、自分のペースで作業できるのがとても良いです。
同じ業界内で現在の環境が合わなくても、別の環境に変えればマッチする可能性は十分あることを実感しました。
もし私のように未経験で新たな業界に入ったけど、働いてみたら環境が合わず消耗している方がいましたら、身体を壊す前に早めの軌道修正を考えてみてください。

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